オジイクBlog

ある日仕事を辞めた所帯持ちの40代オヤジが人間力を育みながら再就職するまでの記録を綴るブログ

雲の上では晴る

矢のごとく過ぎ去った大型連休。天候にも恵まれ、連休の大半は家族で日向ぼっこのような遊びをして過ごした。5月5日の子供の日は高台にある大きな公園へ向かった。ふわふわドーム、ローラー滑り台、湖での筏乗りなどが出来るこの公園は、県内では人気のレジャースポットらしい。広場の端に色とりどりのテントが並び、その中央ではテントに負けじと子供たちのカラフルな声が響いている。うちの二人娘の目当てはふわふわドーム。駆け足で真っしろなドームに飛び込む、跳ねる。この日は30度に迫る暑さで、素足の足の裏が焼けるように熱いらしい。靴下を履いてもいいんだよと声を掛けても聞く耳を持たない。跳ね続ける。その様子を眺めながらドームの傍に木影を見つけ椅子を置く。去年買ったきりになっていたカーミットチェア。やっと使うことができた。妻と私は風が気持ちが良いねとか呟きながら空を眺める。最大10日間の大型連休。長女の話によると県外に遠出してアミューズメントパークに行く友達も多いようだ。私と妻は人混みを避けゆっくりと過ごすことが好きなので、そのような場所をあまり選択しない。そして今の私には無職という事情がある。娘たちには申し訳ないなと思っていた。自分たちも遊園地に行ったよーって友達に自慢したいだろうに。12時、大きな時計台から牧歌的な旋律が流れる。娘たちが少し日焼けした顔で戻ってきた。「お腹すいたー、ママの美味しい弁当食べようよ」。娘が屈託のない笑顔でそう言った時、ちょっと救われた気がした。誰とも比べる必要のない休日。それを私に教えてくれたのは娘たちでした。

■今日の1曲

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